<2016.9.29 読みやすいよう全文を修正しました>
東京メトロ東西線は、朝の中野方面行き電車は大手町までは首都圏でも有数の激しい通勤混雑である。そして、逆方向の西船橋方面行きはそれほどでもないだろう、と思いこんでいた。
しかし、たまたま観察してみたら意外なことがわかったのである。それでは紹介します。
◆東西線大手町駅・朝ラッシュ時の乗降観察
7:47~8:12まで観察した。
中野方面行きは大手町到着時にはすでに激しい混雑はみられない。大手町でさらに下車するので発車時点ではかなりすいている。勿論これらの電車はどれも、茅場町・日本橋あたりまでは大混雑していたのである)。
しかし、西船橋方面行きのほうが大手町到着時点でかなり混雑している。そして大手町駅でも乗車が多く、発車時点でもかなり混雑している。
意外であった。
一体この西船橋方面行き電車はどの駅で乗客を多数乗せているのだろうか?中野か?高田馬場か?それとも他の駅なのか? わからない。
さて、大手町駅でかなりの混雑ぶりで発車する西船橋方面行き電車であるが、一体これらの乗客はどこで降車するのだろうか?
ということで、下り8:09発(3分遅発のため8:12発)に乗車することにした。
◆西船橋方面行き、大量降車する駅はどこだ?
日本橋、茅場町、門前仲町は乗換駅でもあり、それなりの量が降車して少しずつ車内の混雑は少なくなってきた。しかし、それでもまだ多くの乗客が存在する。
この人たちは一体どこへ行くのだろうか?
私の疑問は解けなかった。しかし、それはまもなく判明することになった。
東陽町駅に到着した。一斉に乗客が降車した。
私も東陽町駅で降りることにした。「もしかしたらこの位置の乗客だけが降車が多いのかもしれない、他の号車も見てみたい」と思ったためである。
東陽町駅ホームでは、南砂町方から木場方まで動いてみて数本の電車を観察した。
全体的に降車が多いことがわかった。
到着時は、2号車と8~10号車付近に偏って多く乗っているが、これらの乗客は東陽町の改札口に近いところで降りるためであった。東改札方面と西改札方面ともに乗客が多く、西改札へむかう降車客はホーム上でごった返していた。
(以下写真は、降車時ごった返す西改札行き階段)

それにしても、なぜ東陽町はこれだけ降りる人が多いのだろうか? 詳しい方いらっしゃいましたらコメントしていただけたら幸いです。
東陽町を出発した下り電車は、どれもかなりすいていた。まさに役目を終えたかのようであった。

◆まとめ
(1)大手町駅では、中野方面行き電車は到着時でもすでに激しい混雑ではない。発車時はさらに落ち着いていた。
(2)大手町駅では、西船橋方面行き電車のほうが混雑していた。到着時はかなり混雑しており、一定の乗降数があり、発車時もかなり混雑していた。意外であった。
(3)西船橋方面行き電車は、日本橋・茅場町・門前仲町で降車が多いのは理解できるが、そのほかに大量降車駅があった。東陽町駅であった。
※ 参考資料・東京メトロ一日平均各駅乗降人数一覧2013年度(外部・私設サイト)
http://www.geocities.jp/l00az/16.htm
※ 観察年月日 2016年3月18日。
(注)当ブログ内の写真、文章の無断転載を禁じます
ⓒCopyright SHINO all rights reserved.
東京メトロ東西線は、朝の中野方面行き電車は大手町までは首都圏でも有数の激しい通勤混雑である。そして、逆方向の西船橋方面行きはそれほどでもないだろう、と思いこんでいた。
しかし、たまたま観察してみたら意外なことがわかったのである。それでは紹介します。
◆東西線大手町駅・朝ラッシュ時の乗降観察
7:47~8:12まで観察した。
中野方面行きは大手町到着時にはすでに激しい混雑はみられない。大手町でさらに下車するので発車時点ではかなりすいている。勿論これらの電車はどれも、茅場町・日本橋あたりまでは大混雑していたのである)。
しかし、西船橋方面行きのほうが大手町到着時点でかなり混雑している。そして大手町駅でも乗車が多く、発車時点でもかなり混雑している。
意外であった。
一体この西船橋方面行き電車はどの駅で乗客を多数乗せているのだろうか?中野か?高田馬場か?それとも他の駅なのか? わからない。
さて、大手町駅でかなりの混雑ぶりで発車する西船橋方面行き電車であるが、一体これらの乗客はどこで降車するのだろうか?
ということで、下り8:09発(3分遅発のため8:12発)に乗車することにした。
◆西船橋方面行き、大量降車する駅はどこだ?
日本橋、茅場町、門前仲町は乗換駅でもあり、それなりの量が降車して少しずつ車内の混雑は少なくなってきた。しかし、それでもまだ多くの乗客が存在する。
この人たちは一体どこへ行くのだろうか?
私の疑問は解けなかった。しかし、それはまもなく判明することになった。
東陽町駅に到着した。一斉に乗客が降車した。
私も東陽町駅で降りることにした。「もしかしたらこの位置の乗客だけが降車が多いのかもしれない、他の号車も見てみたい」と思ったためである。
東陽町駅ホームでは、南砂町方から木場方まで動いてみて数本の電車を観察した。
全体的に降車が多いことがわかった。
到着時は、2号車と8~10号車付近に偏って多く乗っているが、これらの乗客は東陽町の改札口に近いところで降りるためであった。東改札方面と西改札方面ともに乗客が多く、西改札へむかう降車客はホーム上でごった返していた。
(以下写真は、降車時ごった返す西改札行き階段)

それにしても、なぜ東陽町はこれだけ降りる人が多いのだろうか? 詳しい方いらっしゃいましたらコメントしていただけたら幸いです。
東陽町を出発した下り電車は、どれもかなりすいていた。まさに役目を終えたかのようであった。

◆まとめ
(1)大手町駅では、中野方面行き電車は到着時でもすでに激しい混雑ではない。発車時はさらに落ち着いていた。
(2)大手町駅では、西船橋方面行き電車のほうが混雑していた。到着時はかなり混雑しており、一定の乗降数があり、発車時もかなり混雑していた。意外であった。
(3)西船橋方面行き電車は、日本橋・茅場町・門前仲町で降車が多いのは理解できるが、そのほかに大量降車駅があった。東陽町駅であった。
※ 参考資料・東京メトロ一日平均各駅乗降人数一覧2013年度(外部・私設サイト)
http://www.geocities.jp/l00az/16.htm
※ 観察年月日 2016年3月18日。
(注)当ブログ内の写真、文章の無断転載を禁じます
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コメント
コメント一覧
東陽町はオフィス街というか、会社が多いのでは?
因みに私は混む東西線を避けて有楽町線大江戸線を利用しています。
親が昔から江東区エリアに勤務していましたが、東陽町にオフィスを移転してる企業が多数あるらしく、駅も外に出るのに時間を要するそうです。
割りと最近のことなので、20年前はそんなんでもなかったとか。
東陽町のオフィス急増は最近の現象でもあるのですね。ご指摘ありがとうございます。
隣の南砂町駅も乗降数が急増していてホーム増強工事になるなど、江東区エリアはなぜか凄く発展していますね。
オフィスとか、もっと都心部から離れた都市に分散しないものなのでしょうか。
東西線のように都心を突き抜ける路線は「上り」「下り」では方向を示すことができないため、東京メトロではA線・B線と呼んでいます。東西線においては、A線が西船橋方面・B線が中野方面です。
ちなみにJRでは「東行」「西行」「南行」「北行」のいずれか2つずつが使われ、前者の2つが中央総武線各駅停車、後者の2つが京浜東北線で使われています。
ご指摘ありがとうございます。「上り」「下り」をそれぞれ「中野方面行」「西船橋方面行き」と訂正させていただきます。
東陽町~豊洲にかけてデータセンターなど、ICT関連の施設が人知れず多く存在しております。
その結果、大手企業がICT関連部門を都心部から移転させる際に、門前仲町~南砂町付近の再開発地域が選択される傾向にあります。
これらの地域では、ここ十年程度前から大手町等を経由して西船橋方面に向けた利用者が増加しているという状況です。
10月31日7時47分 中野行き2号車
西船橋14+7+9=30
原木中山-2+17=15
妙典-7+1=-6 積み残し多数(恐らく20人以上)
行徳0+7=7 9人積み残し
南行徳0+8=8 5人積み残し
浦安0+7=7 3人積み残し
葛西0+11=11 1人積み残し(ここから座席寄りの中側が辛くなった)
西葛西0+6=6 4人積み残し(霜がつき始めた)
南砂町-6+6=0(一時下車を含む)
東陽町-16+15=-1(一時下車含む。またここから低速運転が始まり、一時停止)
木場-1+6=5
門前仲町-33+15=-18
合計82人 混雑率212%
もし積み残しの分も含めたら?→合計124人 混雑率322%
メトロ東西線の最混雑区間が木場~門前仲町だったため大江戸線乗り換え口に最も近いのは1号車だが、女性専用車であるために2号車に乗車した。実際に計測して気づいたことは妙典駅で少し下車した人がいたことです。これは後続列車が妙典始発だからです。また、妙典駅だけでなくその他の駅でも積み残しがあったため予想よりも下回る数値となりました。その原因の1つとして考えられるのは積み残しもそうだが、階段付近は4~6号車?に集中しており、2号車は木場、東陽町、南砂町くらいしか近くありません。このせいで比較的混雑していなかったと言えます。南砂町、木場は乗車口が右側かつ人が多すぎたので目視困難だったためこの駅の乗降人数は正確とは言いがたいです。結論としては、予想よりも下回ったがやはりメトロ東西線は混んでいることが改めて分かりました。次回からは5、6号車に乗車して混雑計測をしていきたいです。
以上が今回の混雑調査となりました。
下に続く
東陽町では他の方々がコメントで申した通り、オフィス街や大手企業が多いことが主な理由となります。大手企業の中でも大変有名なのは郵便局で、以前短期アルバイトをしていた日本一大きいと言われる新東京郵便局が東陽町にあるのが原因の1つです。また、東陽町では郵便局などの運送が多いことからそのための区分けやドライバー、管理者なども含めた人が必要なので大手企業の人々やオフィス街の中小企業の人々が東陽町で沢山働いてるのではないかと思います。実際に下車した人も一時下車も含んで16人で門前仲町に次の多さです。会社は大体9時頃に開始するので8時40分くらいに来る列車が下車のピークになると考えられます
最後に、今回の混雑調査はとても興味深いデータを習得することが出来ました。もし筆者が東西線の混雑調査ことを書くときに、私のデータを良ければお使いください。また、東陽町の下車が多かったので前々から気になっており、他の方々のコメントでその原因を解明することが出来ました。
調査報告ありがとうございます。
行徳や南行徳などでの積み残しがあったというのは後発が妙典始発という理由もあったのではないかと思われます。
新東京郵便局の情報もありがとうございます。
ただ中央出口ができたから以前よりは分散しているらしいですが。