前回は「はまかぜ」下り列車について紹介したが、今回は上り列車も乗車してきたのでこれから紹介します。


◆「はまかぜ2号」鳥取から山陰本線を走る

早朝の鳥取駅。特急「はまかぜ」は1日3往復しかないが、鳥取発は朝6:00の1本しかない。

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5:53 特急(3両編成)入線。私と2名の夫婦が乗車。2名の夫婦は別の車両に乗車した。

やはりスタイリッシュな車両である。鳥取・島根県内を走る特急「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」車両の簡易的な車両との格差をつくづく感じさせられる。

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6:00 鳥取駅発車!

早朝の風景を見る。畑と山林の中をひたすら突き進む。速度はあまり出せない。

6:16 岩美着。 乗車無し。

オオ海!綺麗!

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6:29 浜坂着。4人乗車。列車全体で6人乗車。

山林の中を進むが、超背の高い針葉樹林が立ちそびえている。

6:40 ウウ、すげえ高いところを走行している!
6:41 余部棟梁!

餘部駅にはカメラを持った男性が1人いた。よくこんな朝早い時間に駅にいるよね。その行動力に感心! 地上から40メートルも高い棟梁なのである。

(余部棟梁のすぐ端に餘部駅がある)
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(旧鉄橋の一部が保存されていて入ることができる)
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(余部棟梁からの景色)
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6:48 香住着。列車全体で10人乗車。2号車には7人乗車。

6:56 ある駅を通過したが、この駅には「山陰本線複線電化を」という趣旨の看板を見た。「いやいや、現在の単線・非電化でも営業していること自体がもう奇跡だよ」、と言いたい。

7:01 海がまた見えた。鉄道の旅って贅沢だよね。

7:03 竹野着。列車全体で乗車無し。

すでに1時間経過。山林の中をひたすら駆け抜ける。こんな山の中、電化なんて絶対したくないでしょう。

7:13 城崎温泉着。1人降車。

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7:22 豊岡着。列車全体で30人乗車、3人降車。2号車には8人が乗車。
7:24 豊岡発。姫路までは1時間4分かかる。
7:33 江原着。2号車には5人乗車、降車無し。
7:40 八鹿(ようか)着。2号車には7人乗車。

この時間帯は便利だから乗車が多いようである。大事な役割を担っているようだ。

河川に沿って走り続ける。

7:50 和田山着。 1人降車、5人乗車。これまでに1時間50分が経過した。


◆そして、播但線区間へ

7:52 和田山発。播但線内に入る。
7:57 竹田通過。
8:11 生野着。3人降車、別の車両へは乗車があったようだ。
8:26 寺前着。列車全体で2人降車、乗車は無し。
8:37 福崎着。乗降無し。

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姫路駅近くなったらゆっくり走行が続き、

8:52 姫路着。12人降車。乗車は無かった模様。車内はまだ20人はいる。

座席の向きを転換する。


◆いよいよクライマックス、山陽・東海道本線区間へ

9:00 姫路発。 あと1時間1分、電化区間を駆け抜ける。

軽快に走る。東加古川駅付近では爆速走行した。

9:17 大久保通過。高層建物がいくつもあった。ここら辺からゆっくり走行となる。
9:23 明石着。 1人降車、1人乗車。

壮大な明石大橋を背景に進む。いい景色だ。

9:26 舞子通過。この駅は明石大橋の真下にある。
9:36 神戸着。 おそらく6人以上降車、乗車は1人位か。
9:39 三ノ宮着。10人降車、乗車無し。

多くの乗客を降ろした後、「はまかぜ」は終点大阪まで最後の務めを果たす。

9:48 はまかぜ下り列車とすれ違いを偶然にも見た。いってらっしゃい!と声をかけた。

10:01 終点・大阪駅に到着。9人くらい降車。

4時間1分の長時間特急の旅が終わった。

(以下写真は終点大阪駅での「はまかぜ」)

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◆まとめ

(1)朝6時発の「はまかぜ2号」は、浜坂・香住・豊岡・江原・八鹿・和田山という山陰本線上の多くの駅で一定数の乗車がみられた。これらの駅では便利な時間帯になっているからであろう。
(2)それでも、播但線内の乗降は極めて少ない。
(3)姫路・明石・神戸などから大阪までの有料快適座席としての利用はごくわずかであった。
(4)姫路、神戸、三ノ宮での降車が多い。結論として、山陰本線内の浜坂から和田山までの駅と神戸・三ノ宮との快適・速達輸送が主な役割であることを今回再確認できた。


※ 乗車体験年月日 2016年4月15日。

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