海浜幕張・幕張本郷間の輸送に興味を持った。なぜなら、連接バスで運行しており、かつ朝ラッシュ時は約1分間隔という高頻度で運行しているからである。

「この区間を、高架・無人運転の新交通システムにすれば大幅な改善になるのではないか」と私は考えていた。それを検証するために、実際に観察し乗車してきたのである。

<以下の流れで紹介します(予定)>

(1)高架・無人運転の新交通システムにするメリットとは何か
(2)現在のバスのダイヤ構造を理解する
(3)乗車体験前の昼食、コスパの良いイオン食堂
(4)連接バスの乗車体験報告
(5)果たして、この区間に高架・無人運転の新交通システム導入は可能なのか?

それでは、まず(1)の「高架・無人運転の新交通システムにするメリットは何か」から紹介します。


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<1>高架・無人運転のメリット

(1)信号待ちという無駄な時間が短縮される

高架により、信号待ちの時間が短縮され、所要時間が短縮する。

(2)人間が熟練を要する運転業務から解放される。

高架・ホームドア化により自動運転が可能になる。自動運転は、人間が熟練を要する運転業務から解放することができるのである。

特に連接バスは全長18メートルにもなり、通常のバス以上に高い運転技術を要するため、自動運転による開放効果は大きい。

(3)自動運転により、熟練を要する運転士の人件費コストが減る。

(4)専用軌道を走行し自動運転することにより、衝突などのリスクが減り、安全性が向上する。

(5)料金収受確認は車両の外で行うことにより、その分時間短縮ができる。

バスでは乗車時に料金収受確認をしなくてはならない。料金収受を車両の外で確認できればその分時間短縮になる。




<2>デメリットもある

(1)初期投資がかかる。

高架のための桁建設や駅設置等の初期費用が大きくかかる。

(2)多様なルートで運転できない。

高架化された区間でしか運転できないため、バスのように簡単に多様なルートを設定できない。

初期投資はかかるが、朝は約1分間隔で連接バスが運転しているほどの大量輸送をしているのであれば、充分元は取れるのではないか。



<3>LRT・路面電車との比較

LRTという次世代の路面電車がややブームである。LRTの長所としては、高架式のような建造物が不要なので初期投資が安く済むこと、そして平面移動ですむためお年寄りや障害者に優しい乗り物であること、がいわれている。

しかし短所は、信号待ちロスがあること、そして人間が運転業務をすることがあげられる。

LRTファンにとって気を悪くしてしまうであろうが、結局のところLRTはほぼバスなのである。初期投資がかからない分効果も小さいのである。

私は近年は長崎・函館・広島の路面電車を利用した。たくさん本数が走っており、市民や観光客にとって大事な足になっているのは確かである。ただ、信号待ち時間等があり、人間が運転しているため、決められた区間を走るバスだな、とも思ったのである。



◆まとめ

(1)幕張本郷・海浜幕張間のバスは、連接バスが走行しており、しかも朝ラッシュ時では約1分間隔の高頻度運転をしている。日本のバス路線の中でもここまで大量輸送している路線はなかなかないだろう。

(2)大量輸送をしている区間へ高架・無人運転による新交通システムを導入すれば、信号待ちロス短縮による走行時間短縮効果、人間の運転業務がなくなる、運転士の人件費コスト削減効果、安全性の向上など、大きな効果をもたらすだろう。

(3)LRTや路面電車は、確かに市民や観光客にとって大事な足になっている。しかし信号待ちに時間がかかること、人間が運転しなくてはならないなど、ほぼバスなのである。


※ 次回は、実際のバス時刻表がどうなっているのかを記述します。お楽しみに!


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