今回は、バスのダイヤがどのようになっているかを理解していきます。


<1>バスのダイヤの全体像をつかむ

京成バスの公式ホームページの時刻表へリンクしているので参照してほしい。
(2016年11月現在)


・幕張本郷駅から、海浜幕張駅方面へのバス時刻表(平日)
http://www.keiseibus.co.jp/jikoku/timetable.php?id=4144_1_1

8時台が物凄いことになっている。

朝は約1分間隔運転。(6分間の間に5~6本)
日中は5分間隔運転。
夕方は6分間隔運転。


・海浜幕張駅から、幕張本郷駅までのバス時刻表(平日)
http://www.keiseibus.co.jp/jikoku/timetable.php?id=4167_1_1

朝は約6分間隔運転。
日中は5分間隔運転。
夕方は3分間隔運転。(注)


(注)ハイテク経由の幕張本郷駅行きを含めるとさらに増える。

この本数を見ると、JR・京成の幕張本郷駅から、ビジネス街のある海浜幕張駅方面への通勤需要が大きいことがわかる。


<2>日中はメッセとマリンフィールドへ交互に直通運転

日中は、半分が幕張メッセ行きであり、もう半分が主にQVCマリンフィールド行きである。そのほかに医療センター行きが1時間に1本ある。すべての行き先が海浜幕張駅を通る。

要するに日中は、海浜幕張駅止まりというものがなく、さらに先まで直通するのである。

以下写真で、赤字が走行路線である。直通しているのがわかる。(写真は幕張本郷駅の掲示物より)


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<3>朝は急行主体運転とハイテク経由が特徴

<各駅停車が6分間に1本、急行が6分間に4~5本>

7:30~9:31の間は、「海浜幕張行き急行」が設定されている。海浜幕張行き急行以外が約6分間隔であり、その間に海浜幕張行き急行(※)が4~5本運転されている。急行の割合を非常に高く設定しているのである。

(※ 但し、ハイテク経由の急行は海浜幕張駅直前のテクノガーデン止まり。)

「急行」とは、幕張本郷から富士通までノンストップ運転するものであり(※)、途中にある「幕張西二丁目」「幕張西第三公園」「免許センター」は通過し、「富士通」「NTT」「テクノガーデン」には停車するタイプである。

(※ 但し、ハイテク経由の急行は「富士通」も通過。)

要するに海浜幕張付近にある大手企業への通勤需要が大きいということである。

以下写真の地図が海浜幕張駅付近のビジネス街である。海浜幕張駅バス停付近が「現在地」と書かれている場所である。その現在地地点から左側には「センターストリート」という道路がある。ハイテク経由でない通常の海浜幕張方面行きはここを通る。

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<ハイテク経由が登場>

さらに、朝ラッシュ時では「ハイテク経由」というものが設定されている。

ハイテク経由とは、「富士通」から先左折して「シャープ・SII」「キャノン」「IBM」と有名なハイテク企業の建物の前まで経由して海浜幕張駅へ行くルートである。なんとこまめな設定であろうか!

(以下写真は幕張本郷駅の掲示物より)

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なお、朝ラッシュ時の急行は海浜幕張駅すぐ手前のテクノガーデン止まりとなる。バスの回転率を高めるための処置であろう。

以下が、急行停車駅の概念図である。上の路線が「急行・ハイテク経由」であり、下の路線が通常ルートの急行である。レ点は通過である。


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<4>千葉市の資料は必読

千葉市は、平成21年3月付にて
「千葉市幕張新都心地域公共交通総合連携計画」
というものを発表している。

この資料は、幕張本郷・海浜幕張間交通において貴重なデータや分析がくまなく載っているので、理解するうえでぜひとも目を通していただきたい。

資料はネットで閲覧できるので、上記の題名で検索してみてほしい。

なお、幕張本郷・海浜幕張間のバス輸送数は1日20000人と記されており、さらに「まちづくりの進展が予定されており、更なる利用者増加が予想される」との記述がある。



◆まとめ

(1)日中は海浜幕張止まりはなく、幕張メッセやQVCマリンフィールドへ直通運転となっている。直通利用者への利便性を考慮している。

(2)朝ラッシュ時は、幕張本郷駅から海浜幕張行きの急行が6分間に4~5本設定されている(※)。朝に限り急行が主体となり利便性を高めている。

(※)但し、「ハイテク経由の急行」は海浜幕張駅すぐ手前のテクノガーデン止まりである。

(3)朝ラッシュ時では、一定の割合で「ハイテク経由」が登場する。ハイテク企業の建物の前を経由する。こまめな設定によりハイテク企業への通勤者へ利便性を高めているのである。

(4)このようにして朝ラッシュ時は、JR・京成の幕張本郷駅から海浜幕張周辺のビジネス街へ行く猛烈な数の通勤客をさばいているのである。



※ バスのダイヤ構造を理解した上で、次回からは実際のバス体験報告をします。


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