田園都市線のダイヤ改善案と、通勤ライナー案を公開する。


<1>田園都市線のダイヤ改善案

主要部分のみ取り上げる。

(1)夕・夜間ラッシュ時間帯では、まずは急行と各駅停車の比率を「1対1」にする。

急行と各駅停車との混雑が平準化され、急行の混雑が緩和される。急行の利用チャンスが増える。緩急接続で急行通過駅利用者も便利になる。

(2)さらに夕・夜間ラッシュ時間帯で、20分に1本増発を行い、急行と各駅停車との比率を「4対3」とする。

渋谷駅での発車時安全確認に時間がかかっているが、それでも現在の1時間当たり18本(3分20秒間隔)から1時間当たり21本(3分弱間隔)への増強は可能であると考える。増発した電車は半蔵門駅発着の電車として、車両を効率的に運用する。

(3)朝ラッシュ時間帯では、準急は各駅停車を追い越さないことにする。

準急と各駅停車との混雑が平準化され、準急の混雑が緩和効果がある。また、各駅停車は通過待ち合わせをしない分到達時間が大幅に短縮される効果がある。

そして、過密運転のため準急が各駅停車を追い抜いても速達効果が小さいことも追い越さないとした理由である。

各駅停車は、藤が尾、江田、梶が谷の3駅にて準急の通過待ちをするため、長津田・渋谷間が55分程度かかっているが、47分程度にまで縮小されるだろう。一方、準急も41分程度かかっているのが、47分程度にまで増加することになる。

なお、準急は用賀、駒澤大学、池尻大橋を通過として、桜新町、三軒茶屋、渋谷駅ホームに入線する時間を早めて遅延を縮小させる。

(4)大井町線は朝夕ラッシュ時に急行の比率を高めて輸送力増強する。

大井町線も田園都市線改善を考える上で切り離せないため触れておく。各駅停車は5両編成であるが、急行は6両編成(2017年度下期より急行7両化予定)である。急行の比率が高まれば2両分(2017年度下期以降)多い電車を走行できるためである。

現在朝ラッシュ時では、完全3分間隔で急行と各駅停車の比率が「1対3」となっている。これを「1対1」とする。これにより、12分あたり2両分(2017年度下期以降)の輸送力増強効果が出る。

(以下一文は2017/4/22、22:00に追記)

現在、最短で完全3分間隔運転であるが、さらに運転間隔を縮められないのだろうか。2分40秒間隔とか2分30秒間隔とか。

(追記終了)

<2>通勤ライナー案

(1)車両

 片側2扉リクライニング車両(デッキあり・10両編成)を1編成製造。

(2)座席数

 612席

(3)運用区間

通勤方向 中央林間・水天宮前間
通勤逆方向 長津田・水天宮前間


(4)発券方式

 全車指定席。

(5)停車駅 以下の通り

(朝上り)
乗車駅は、中央林間、長津田、青葉台、あざみ野、たまプラーザ。
降車駅は、(渋谷通過)、表参道、永田町、大手町、水天宮前。

(朝下り)
乗車駅は、水天宮前、大手町、永田町、表参道、渋谷。
降車駅は、たまプラーザ、あざみ野、青葉台、長津田。

(夜間下り)
乗車駅は、水天宮前、大手町、永田町、表参道、(渋谷通過)。
降車駅は、たまプラーザ、あざみ野、青葉台、長津田、中央林間。

(夜間上り)
乗車駅は、長津田、青葉台、あざみ野、たまプラーザ。
降車駅は、渋谷、表参道、永田町、大手町、水天宮前。

(6)運用時間例

(上り)

中央林間発6:00、表参道着6:38、水天宮前着6:59
中央林間発9:00、表参道着9:40、水天宮前着10:02
長津田発15:31、渋谷着16:00、水天宮前着16:21
長津田発18:31、渋谷着19:03、水天宮前着19:26
長津田発21:31、渋谷着22:01、水天宮前着22:23

(下り)

水天宮前発7:22、渋谷発7:45、長津田着8:23
水天宮前発10:25、渋谷発10:47、長津田着11:20
水天宮前発16:42、表参道発17:00、中央林間着17:43
水天宮前発19:42、表参道発20:00、中央林間着20:43
水天宮前発22:42、表参道発23:00、中央林間着23:43

(7)料金

通勤方向 一律800円
通勤逆方向 一律500円


なお、ライナー券持参していないで乗車した場合は(本来乗車できないが)割増料金300円となり座席の保証は無い。

(解説)

・田園都市線は全区間で頻繁運転しているため、途中駅から料金フリーで乗車させなくても次の電車がすぐくる。そのため、4扉L&Cカーではなく快適なリクライニングシートの車両とした。

また、4扉L&Cカーでは408席(TJライナーの発売席数を参考)となるが、2扉リクライニング車両では612席(E257系500番台10連を参考)となり、座席数が1.5倍となることも考慮し2扉車両を採用とした。

朝ラッシュピーク時間帯は激しい混雑のため勿論入れられないので大きく外した時間での設定とした。また、夕・夜間ラッシュ時間帯では増発対応により投入可能とした。

・渋谷駅は超大量乗降駅である。しかし、ラッシュ時渋谷駅では通勤方向では乗降に時間がかかるため停車させられない。そのため、通勤方向では渋谷駅を外した。なお、通勤逆方向では渋谷駅を停車とした。

・停車駅は極力絞った。券売機設置費用を節約するためである。実際に運用開始後に様子を見て停車駅追加をすることもできるからである。

・停車駅は、通勤ライナーの目的である「田園都市線の遠距離地区から都心部への快適通勤利用」にそって考えたものである。

・通勤逆方向も営業運転してみる。どれくらいの利用者がいるかは実際に運転してみないとわからない。試験的に色々やってみるのがよい。

・料金については通勤方向と通勤逆方向とでは需要が全然違うので差をつけた。また、JRの普通電車グリーン車料金(50km以下平日770円、土休日は570円)を参考にし、キリの良い数字とした。

・この通勤ライナーについては、小田急のメトロライナーを参考にした。

・上記ダイヤについては平日分である。土休日については今回は詳しくふれないが、便利な時間帯として、しかも渋谷停車させて料金500円で運用させるのもよいだろう。

(効果)

・早朝と朝ラッシュ後にライナーを用意することにより、時差通勤に貢献することになり、結果ラッシュピーク時間帯の混雑が若干だが緩和されることになる。
・何よりも、快適通勤サービスを受けることができることになる。



ご意見ご感想お待ちしております。

KIMG0422



(注)当ブログ内の写真、文章の無断転載を禁じます
ⓒCopyright SHINO all rights reserved.