2015年3月に上野東京ラインが開通した時からの時刻表を見て私は疑問に思っていたことがある。それは、東海道本線の朝ラッシュ時に多数設定されている「上野行き」の件である。夕ラッシュ時にも少ないが「上野始発」がある。

その疑問は何かというと、

「東海道本線は東京まででほとんど降車するため、東京止まりでいいのではないか」

「東京・上野間は、宇都宮・高崎・常磐線方面から直通する貴重な区間である。それらの電車用に確保したほうがよいのではないか。東海道線を上野まで運行するというのはそれらの本数をふさぐためもったいないのではないか。」


であった。その疑問を解消すべく、東京駅そして上野駅での観察を行った。


<1>東京駅にて


8:11 東京着。東海道本線に乗車していた私は降車する。

グリーン車でも普通車でも大量降車が見られた。そして発車時点では混雑はなかった。普通車も空席が多かった。

発車時刻案内版を見る。ラッシュピーク時では東京止まりが存在せず、上野行きが半数設定されている。そして、7番線と8番線とが交互発着となっている。

KIMG2074s

8:36発も上野行きである。

KIMG2077s

交互発着しているのは、東京駅での大量降車に時間がかかるからかもしれない。


<2>上野へ向かう

8:29 東京発。「上野行き」に乗車。
8:36 終点・上野駅5番線着。この電車は回送となる。

8:39 6番線の方に東海道本線方面から宇都宮行きが到着。

KIMG2082s

8:41 5番線に停車していた回送電車が発車する前に、その後に到着した6番線の宇都宮行きが発車。

8:43 5番線の回送電車が赤羽方向へ引き上げた。到着してから回送として発車するまで7分程度かかっている。

8:44 6番線に上野止まりの電車(本来8:42着)が到着した。この電車は5番線に到着する8:45発高崎行きの後に回送として引き上げるのであろう。


◆まとめ

(1)東海道本線からの利用者のほとんどが東京までで降車するが、東京終点設定をせず上野行きとしている。朝ラッシュピークのある時間帯では全体の半数が上野行きとしている。

(2)東京駅では7・8番線を交互発着させている。東京で回送とするには余裕がないという判断なのであろう。

(3)上野駅で回送となる電車は、その後続となる宇都宮・高崎線方面電車を発車させた後に赤羽方向へ回送させていることがわかった。ドアを閉めて乗客が乗っていないことを確認して回送させるまで余裕を持たせているのであろう。



※ 観察年月日 2018年1月16日

(注)当ブログ内の写真、文章の無断転載を禁じます

ⓒCopyright SHINO all rights reserved.