グリーン車を連結している6路線について調査した結果をまとめました。紹介します。


<1>乗車した区間と時間

私が乗車した区間と時間は以下のとおりである。

(1)横須賀線  久里浜(6:50発)から錦糸町(8:29着)まで
(2)東海道線  小田原(6:36発)から東京(8:11着)まで
(3)宇都宮線  小金井(6:38発)から品川(8:27着)まで
(4)常磐快速線 土浦(7:08発)から品川(8:30着)まで
(5)高崎線   高崎(6:24発)から大崎(8:39着)まで
(6)総武快速線 木更津(6:36発)から品川(8:12着)まで


であった。いずれも朝ラッシュピーク時であることがわかるだろう。 

※ 宇都宮線は宇都宮・小金井間を別の電車で乗車したが私のみであったため省略した。

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<2>満席区間は?


座席数が一番多い2階席(36席)の最後尾で観察した結果である。なお、グリーン車は4・5号車で総定員180席である。

(1)横須賀線  東戸塚・品川間
(2)東海道線  横浜・品川間
(3)宇都宮線  土呂・東京間
(4)常磐快速線 松戸・南千住間
(5)高崎線   桶川・池袋間
(6)総武快速線 稲毛・東京間


であった。


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<3>大量乗車駅は?


今回の調査で4人以上乗車した駅をピックアップした。私が着席した空間内(2階席・定員36席)での数である。

(1)横須賀線  衣笠4、逗子12、鎌倉11、東戸塚(※)
(2)東海道線  茅ヶ崎6、辻堂8、藤沢7、戸塚8
(3)宇都宮線  東鷲宮8、久喜11、新白岡5
(4)常磐快速線 土浦4、牛久5、佐貫6、藤代5、柏5、松戸4
(5)高崎線   高崎5、吹上5、北鴻巣4、鴻巣11、北本5
(6)総武快速線 姉ヶ崎4、五井12、八幡宿5


であった。

※ 東戸塚では1人着席して満席になったが、さらに5名くらい2階席を覗きに来た。
※ 土浦・高崎駅がリストに入っているのは、見晴らしの良い2階席のためであろう。始発駅のようなかなりすいている駅からの乗車では2階席が多くなる。ただし総武快速線の君津ではグリーン車全体で180席中4人中3人が空間の広い平屋を選択していた(木更津駅入線時に確認)。


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<4>これらの結果よりわかることは?


(1)朝ラッシュピーク時では満席となることがわかった。そして最混雑区間では立っている人も発生した(常磐快速線は立っている人いなかった)。
(2)混雑しすぎてトラブル・混乱がみられるか心配していた。しかし立っている人も秩序良く混乱はみられなかった。
(3)大量乗車駅は複々線区間に入る手前の比較的規模のある駅からが多かった。そして複々線区間に入ったら乗車数はそれほど多くない。



(解説)

(1)グリーン車は朝ラッシュ時に満席になるのか今まで知らなかったが、今回の調査では全6路線で満席となることを確認できた。

(2)朝ラッシュ時では乗客が集中しすぎてトラブル・混乱がないか心配していたが、立っている人たちは秩序良かった。なお、アテンダントは立っている人たちへもグリーン券情報を確認していた。

(3)どの駅で大量乗車するのかも気になった。複々線区間に入る前の比較的規模のある駅での乗車が多いことがわかった。逆に複々線に入ってからは乗車数がそれほど多くないこともわかった。理由としては有料座席のため近距離では割高になってしまうこと、そして満席であるためそもそも着席が期待できないことが考えられるだろう。

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<5>グリーン車の特徴を考える

(1)普通車では到底着席できない駅でもグリーン車では着席可能である場合、大変魅力的となる。
(2)普通車でも余裕で着席できる駅であっても、快適性を求めてグリーン車を選択するケースもみられた。
(3)通勤ライナーや通勤特急では停車しない駅からの乗降ができる長所がある。
(4)大宮・千葉など、比較的近距離からの乗車がそれほど多くない。



(解説)

(1)例えば総武快速線では、五井・八幡宿では普通車は着席がほぼできない。しかしグリーン車では着席可能である。もし全車普通車であれば着席の可能性が無くなってしまうことになる。

(2)例えば高崎線でも、始発である高崎駅で2階席が5人の乗車があった。総武快速線では、グリーン車全体で君津で4人、木更津でもその程度の乗車があった。普通車でも余裕で着席できる駅でも利用者がいるのである。リクライニングできる魅力があること、そして長距離になるため料金に対して割安となることが理由であろう。

(3)例えば宇都宮線では、東鷲宮や新白岡からの乗車は通勤ライナーでは拾いにくい。また総武快速線では、津田沼、市川、錦糸町、馬喰町、新日本橋で降車が見られた。このような駅で降車できるのは通勤ライナーや通勤特急ではできない技である。グリーン車方式ならではの特徴である。

(4)例えば宇都宮・高崎線では上尾・大宮からの利用者がそれほど多くない(そもそも満席である)。また総武快速線では、千葉・稲毛からの利用者がそれほど多く見られなかった。座席保障が無いことに加え、比較的近距離では料金が割高であることも理由であろう。これらの駅からの通勤者の大量・快適輸送は通勤ライナー(あるいは通勤特急)方式が適しているといえよう。それぞれ役割があるのである。



以上となります。今までお読みくださりありがとうございました。



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