2018年2月22日、京王電鉄に初の有料座席指定電車が登場した。京王八王子まで乗車してきましたので紹介します。


<0>乗車電車の概要

(列車名)    「京王ライナー1号」
(運転区間)   新宿(20:00発)から京王八王子(20:39着)まで。
(乗車区間)   上記全区間
(ライナー料金) 400円(全車指定席)
(乗車座席)   2号車12C席(転換クロスシート)

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<1>自宅でライナー券を予約

ライナー券はパソコン・スマホから予約することもできる。これらから予約する場合は座席位置を選ぶことができる。一方、新宿駅にある自動券売機で購入する場合は座席位置を選択できない。

私は乗降観察するために最後部座席を確保したいのでパソコンから予約した。

20180306京王チケットレスその3

座席選択画面にて、進行方向でないロングシートの座席のほうが売れがよいというのが興味深かった。

予約したら駅でライナー券と交換するとかいう手間は不要である。いいね。

ただし証拠のため、予約完了画面を印刷したものを持参することが必要である(スマホで画面を提示できるのであればそれでもよいだろう)。

20180306京王チケットレスその6


※ パソコン・スマホからは当日予約のみであるが、京王パスポート会員(クレジットカード付)では特典として前日から予約可能である。


<2>新宿駅にて

19:40 京王線・新宿駅改札前へ。

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改札口左手には「京王ライナーご案内」の表示が。京王八王子行きと橋本行きとそれぞれ1時間おきに設定されている。平日は20時台から0時台まで、土休日は17時台から21時台まで1日5本ずつ合計10本である。

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この位置から左側にはライナー券売機が1台設置されていた。

改札内のコンコースに2台発見。駅員1名配置していた。

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駅構内では「新しい京王が走り出す」「京王ライナー2.22Debut!」と宣伝広告が大胆に配置されていた。今回のダイヤ改正は大きな改正なのである。

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19:46 1・2番線ホームに降りた。

人がひっきりなしに降りてくる。夕ラッシュなのである。

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19:50 2番線より特急・橋本行き発車。ドア付近は満員。ただしロングシートエリアは若干余裕が見られた。

この先笹塚、明大前と多くの乗車が予想される。京王線は混雑が激しいのである。

19:51 1番線より各停・橋本行き発車。各停も混雑感あり。

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ホーム上の自動券売機では直前のライナーのみ購入可能である。初期画面では1~4人の選択画面が見られた。なお小児も同額とのこと。

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自動券売機の画面遷移については私よりもっと詳しく説明しているブログがあるのでそちらを参照してほしい。

以下、外部サイト「多摩ポン」のリンク
https://tamapon.com/2018/02/25/keio-liner-report/

いよいよ「京王ライナー」の発車時刻案内表示が登場!

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19:55 2番線に京王ライナー入線!

回送で到着した。東武東上線「TJライナー」では、池袋駅で営業運転で到着して乗客を降ろして座席を回転させている。

通勤逆方向でも料金不要で営業運転しないとせっかくの新車のためもったいないと思うが、一方回送で到着させないと新宿駅で混乱するかもしれない。そのためやむを得ないのであろう。

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19:56 ドアが開いた!

各車両で両端にある1・4番ドアのみ開いた。意外であるが並んでいる人の多くはそのまま立っていた。次の料金不要電車を待っていたのである。

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「TJライナー」や京急「ウィング号」のように入場時改札を行っていないので、誰でも車内に入ることはできてしまう。


<3>発車!(20:00~20:39)

20:00 新宿発!

2号車の乗客は37人であった。なお定員は45席である(進行方向36席・ロングシート9席)。
新宿の時点でけっこう乗車率が高いではないか。

私の座っている「10A~12D」エリアの12座席では11人が着席している。

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20:04 笹塚通過。

都営新宿線と接続する駅である。この駅にも停車させた方がよい。もちろん、導入1年目のため様子を見るために新宿のみにしたのは理解している。

車内であるが、新車であるからかリクライニングできなくても快適な印象である。

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液晶モニタが両端だけでなく間にも設置されている。

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「短い時間でございますがごゆっくりおくつろぎください」とのアナウンスがあった。このような優雅なアナウンスは、今までの通勤ライナーには見られない新鮮な感じを持った。通勤ライナーは「着席保障があるよ」だけではなく一段階上のサービスへ突入したのである。

20:06 明大前駅で一旦停車(ドアは開かない)。

下りを待つ多くの乗客たちの視線を浴びる。

20:07 以下の放送があった。

「これより車掌が車内をまわります。指定された座席にお座りでない場合、車内料金700円を徴収いたしますのでご了承ください。」


ライナー券を購入しないで乗車した場合、300円の割増料金制である。

放送直後に1号車から車掌が登場した。

車掌は端末を見ながら未発売座席に人が着席していないかチェックして歩いていた。2号車後ろに立っている人が1人いた。車掌は声をかけて700円をいただいていた。そして立っている人は空いている席に着席した。

それにしてもね、ロングシートの方が売れているというのは意外である。確かにロングシートの方が足は延ばせるよ。それでも私なら進行方向に座席が向いている方がいいと思うけどね。私はロングシートの向きなら料金を払う気にはなれないタイプである。

20:15 3号車方面から2人目の車掌が1号車方面へ通り過ぎた。2人の車掌が車内検札を担当しているようである。

20:21 府中着。2号車全体で20人くらい降車、6人くらい乗車。

最初の停車駅である府中から先は料金不要で乗車可能である。料金不要であっても乗車のほうが少なかった。乗車した人は全員着席可能である。

それにしても大量降車である。この後すぐに分倍河原・聖蹟桜ヶ丘と停車するのであるが、これだけ降車が多いというのは府中駅そのものの利用者が多いということであろう。

20:24 分倍河原着。2号車全体で2人降車、5人乗車。南武線との乗換駅である。
20:27 聖蹟桜ヶ丘着。2号車全体で10人くらい降車3人くらい乗車。
20:31 高幡不動着。2号車全体で10人くらい降車2人乗車。


座席には半数の乗客である。「10A~12D」には12席中7人が着席していた。その7人も新宿からライナー券で乗車した人か府中以降料金フリーで乗車した人かはもうわからない。

20:36 北野着。2号車全体で15人以上が降車、6人くらい乗車。
20:39 終点・京王八王子着。2号車全体で19人くらい降車。


快適だね!

到着後は「回送」となる。

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車両の両端にあるロングシート部分。

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20:41 扉が閉まった。

20:42 車内の電気が消えた。以下写真なんだかカッコいいよね?

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20:46 回送として発車。座席方向を回転させて新宿へ向かい、再びライナーとして運用されるのであろう。

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今後は朝ラッシュ前後への投入、ライナーの増発、笹塚など停車駅の増加等充実が予想され、楽しみである。

私は八王子のビジネスホテルへ向かったのである。


◆まとめ

(1)夕ラッシュ時間帯の新宿駅では人でごった返していた。直前の特急橋本行きはドア付近が満員状態となった。ラッシュ時の新宿駅は大変混雑するのである。

(2)2号車では乗車数は37人(45席中)であった。乗車率は8割超と結構高いといえる。

(3)最初の停車駅である府中で20人の大量降車が見られた。

(4)新車であるからか車内はかっこよく、そして着席して快適であった。「ゆっくりおくつろぎください」との車内アナウンスも、今までの通勤ライナーには無い一段階上の接客サービスと感じた。



※ 乗車年月日 2018年3月6日

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