中央本線の上りで一番最初の電車が、新宿9:04着の「かいじ102号」である。通勤時間帯ピークから少しすぎているとはいえ、出社時間が遅めの会社では通勤利用することもできます。特に八王子・立川からの乗車はあるのでしょうか? 体験してきましたので報告します。


<0>乗車電車の概要

(乗車年月) 2018年6月5日
(乗車電車) 「かいじ102号」9両編成(3~11号車)
(座席位置) 9号車指定席(64席)の最後尾座席
(車両形式) E257系0番台(※2018年6月末まで)
(車両構成) 指定席5両(グリーン車半室含む)・自由席4両
(運転区間) 竜王(7:02発)から新宿(9:04着)まで
(乗車区間) 甲府(7:08発)から新宿(9:04着)まで

(※) 2018年7月1日より新型車両E353系に置き換わる。新型車両乗りたかったわ残念!



<1>竜王始発の意味

特急「かいじ」には、甲府の隣駅である竜王駅始発・到着が、朝上り2本、夜下り2本設定されている。

利用客が多いとも思えないのになぜ?


その理由は、竜王駅はパークアンドライドの駅として位置づけられているからである(ウィキペディアより)。パークアンドライドとは駅前に駐車場を整備しており、車で駅前の駐車場に泊めて特急で都心部に出るということである。

とてもいい取り組みである。

しかし欠点もある。というのは、中核駅である甲府始発でないため、甲府から乗る多くの乗客は到着までホームで待つことになるからである。もちろんこの欠点があっても竜王始発方式には賛成する。



<2>朝の甲府駅

6:44 改札口を通る。

赤色での「特急かいじ」の文字が輝く。上り特急の一番列車である。


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6:46 2・3番線ホーム到着。

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甲府地区の普通電車は211系になっている。全車セミクロスシートとなっている。

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6:54 2番線に普通・塩山行き3両が到着。乗客は多くなく、しかも甲府でほとんどが降車した。

山梨県の中核駅であるにもかかわらず、しかも3両編成と短いというのに乗客が多くないのはどうしてか。ほかの地方の中核駅では朝ラッシュ時ではもっと混雑していたのだが。例えば私が見た限りでは水戸、鹿児島中央、新潟駅では、いずれも満員かあるいはかなり混雑していたのである。

2018年7月1日より「スーパーあずさ」以外の「あずさ」「かいじ」にも新型車両が投入されるというポスターを見かけた。

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私が乗車する位置を確認した。このような足元の案内表示分かりやすくていいね。

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6:57 かいじ自由席に並んでいる人の数を数えた。あるドアでは8人であった。11分前の時点であるとはいえ、甲府からは自由席でも余裕で座れるのであろう。

7:06 かいじ到着!

始発駅である竜王ですでに9号車指定席に5人が乗車していたのである。竜王なら余裕で自由席に座れるというのに?

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車内に入った。最後尾座席に着席。

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<3>甲府から八王子まで

7:08 甲府発車! (16人乗車・計21人)

昨日私が訪れた甲府城跡に別れを告げる。

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7:13 石和温泉着。10人乗車、計31人
7:18 山梨市着。1人乗車、計32人
7:22 塩山着。2人乗車、計34人(乗車率53%)


塩山から大月まではノンストップである。長い。

「車内販売、車内の自動販売機はありません。ご了承ください。」との放送が流れる。いいね。車内販売や自動販売機は効率悪いです。無駄を排しましょう。飲料などは各自で事前に駅の売店で調達すればよいのです。

7:44 大月着。乗車なし。

あれ、もっと多く乗車してもいいのに? 主要駅なのに?

7:45 大月発。

「次は八王子」とのこと。八王子までノンストップである。途中いくつかの駅に停車させてあげてもいいのに。

大月発車時点で、私が乗車している指定席車両にはまだ空席が多いのである。新宿に9:04着という便利な特急であり、しかも付属編成なしの短い9両編成というのに、意外と少ないものである。自由席の状況はわからないが。

7:57 四方津通過。この四方津という駅は本当に山の中にあるという印象である。
8:08 相模湖通過。
8:16 高尾通過。東京都に入った。



<4>八王子・立川での乗車状況

もうすぐ八王子に到着する。八王子、立川の乗車状況も知りたかった。通勤利用を知りたかったからである。今回の調査は自由席ではなく指定席のためそれほどいないことが予想されるのであるが果たして乗車はあるのか?

8:21 八王子着。5人降車2人乗車。

八王子からの指定席利用、2人いたのね。
自由席なら510円であるが指定席は1030円である。確実に着席するのであれば指定席となるだろう。

8:32 立川着。5人降車、指定席には5人着席、2人はフリースペースへ。

立川駅でヒヤリとしたことが起きた。3人が降車できないギリギリだったからである。

というのは、E257系車両では「フリースペース」を設置したため、9号車と8号車との間にドアを設けなかったからである。このことは停車するごとに放送案内してはいた。しかし、立川で降りようとしたアジア系外国人3人はそこへ向かってしまった。ドアがないことに気づき、慌てて9号車後部へ向かった。何とかギリギリ降車できたがこれは危険である。

私はこの光景を見て、「9号車と8号車との間にドアを設置しなかったのは設計誤りだった」と考えた。しかしもう製造してしまったので、多額のお金をかけて改造するわけにもいかないだろう。近いうちに新型車両E353系に置き換わるとはいえ。

立川から9号車エリアに入ってきた乗客の数は7人であるが、うち2人はフリースペースへ向かった。


それにしても、立川から新宿まで指定席に着席した人が5人もいたのである!

8:38 検札車掌が通り、フリースペースにいる2人からお金を徴収していた。徴収額は自由席特急料金なのかな?

フリースペースは座れないとはいえ背もたれがあり小さなデスクがあるので少しは楽である。

立川を出たら低速運転が続いた。三鷹からの複々線区間では並行する各駅停車(東西線車両)に余裕で追い抜かれた。特急なのに残念である。

9:06 終点・新宿着。2分遅れである。

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9:09 ドアが閉まった。

この車両は車内清掃をしたあと、折り返し9:30発「かいじ101号」甲府行きとなるのである。




◆まとめ

(1)朝上りと夜下りには竜王発着「かいじ」が2本ずつ設定されている。なぜならパークアンドライド推進のためであり、良いことである。
(2)大月発車時点で指定席では9号車乗車率53%と余裕があった。新宿9:04着と便利な時間帯であり、しかも9両編成と短いにもかかわらず。
(3)八王子から2人、立川から5人が9号車指定席に着席した。短い距離であっても確実に着席するために自由席より520円増しの指定席(1030円)に乗る人がいることがわかった。



※ 乗車年月日 2018年6月5日


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