青春18きっぷで静岡県内を快適に移動する裏技組み合わせの1本目である、東京から沼津までの乗車体験報告です。特に熱海・沼津間のグリーン車取り扱い問題についても紹介します。
<0>乗車電車の概要
(乗車電車) 東京15:27発・沼津17:45着
(編成両数) 10両編成(グリーン車2両連結)
(グリーン料金) 980円(平日・事前購入の場合)
(乗車年月日) 2018年7月19日(※)
※ 乗車した日は青春18きっぷ利用期間外のため、今回は普通乗車券を購入しての移動である。
<1>東京駅にて
14:55 東京駅9・10番線ホームに到着。
ホーム上にはグリーン券売機は4台設置してある。
青春18きっぷはグリーン車自由席と併用でき、しかも沼津まで長距離のためお得なのでここはグリーン車を利用したい。早速、Suicaにグリーン券情報を書き込む。
画面には熱海までしか表示されない。熱海・沼津間はJR東海区間のため熱海までしか購入することができないのである。熱海まで980円(平日料金)を課金した。
グリーン料金は事前に購入するのと車内で購入するのとでは260円の差があるので、是非事前に購入しておきたい。
沼津行きの表示が出現。
<2>東京・熱海間(15:27~17:23)
15:27 東京発 4号車1階席に乗車。7人が乗車していた。ネットで拾った情報では青春18きっぷ期間ではもっと多くなるそうである。
リクライニングシートに腰掛ける。沼津まで2時間強の乗車である。
15:30 新橋着。1人乗車(計8人)
15:34 品川着。2人降車3人乗車(計10人)
15:43 川崎着。2人乗車(計12人)
15:52 横浜着。乗降なし。
16:07 戸塚着。2人降車3人乗車(計13人)。横須賀線・湘南新宿ラインと同一ホームで乗り換えられる。
16:12 大船着。乗降なし。
16:17 藤沢着。3人降車(計10人)。
16:21 辻堂着。1人降車(計9人)
16:25 茅ヶ崎着。2人降車(計7人)。
16:30 平塚着。4人降車(計3人)。
4人も降車したのは、この駅で快速アクティ熱海行きの待ち合わせをするからであろう。
大磯、二宮に停車して、
16:47 国府津着。1人降車(計2人)。
鴨宮、小田原、早川、根府川、真鶴、湯河原に停車して、
17:23 熱海着。1人降車して私のみとなった。
定員34人のうち最大13人となった。2階席ではさらに乗車率が高かったことであろう。中距離電車であり長い距離を走行するため日中時間帯でも利用者はそれなりにいるのである。
<3>熱海・沼津間、JR東海区間へ
熱海から先はいよいよJR東海の区間となる。
熱海に到着したら、頭上のランプは「赤」になった。すなわち購入しているという情報が消えてしまった。熱海から先はグリーン車の取り扱いははどうなっているのだろうか?
17:25 熱海発。5号車1階席は私一人だけの乗車である。もし青春18きっぷ利用期間であればもっと乗客はいたことであろう。
17:32 函南着。乗降なし。
17:38 三島着。乗降なし。
17:45 終点・沼津着。グリーンアテンダントは熱海以降姿を現すことはなかった。
この電車は車内点検のためいったんドアが閉まる。折り返し18:08発宇都宮行きとなる。
私は沼津行きの利用をおすすめする。
「ホームライナー沼津」に間に合わせるだけであれば、この2本後の15:47熱海行きで熱海でロングシート車両に乗り換えても可能である。しかし熱海から沼津までの短い区間であっても、極力JR東海の普通電車ロングシートは避けたい。短い編成でもあり混雑することが多く負荷がかかるからである。
<4>熱海・沼津間のグリーン車について
さて熱海・沼津間のグリーン車であるが、グリーンアテンダントは姿を見せることはなかった。これでは熱海・沼津間のみの利用で運賃のみで乗車してしまう人もでてくるのではないか。
しかし、熱海・沼津間に乗り入れるJR東日本のグリーン車付き電車の本数は極めて少ない。朝の沼津発は6本(5:52発から8:29発まで)であり、夕方夜間帯の沼津行きは7本(沼津17:45着から0:37着まで)である。日中時間帯には沼津発着は存在しない。
このためだけにホーム上にグリーン券売機を設置するのはコストがかかるということで現在のような取り扱いになっているのだろう。
私は当初、沼津までもグリーン料金適用にしてしまえばいいのではと思いをもった。函南、三島、沼津にもグリーン券売機を設置してJR東日本のアテンダントを乗り入れさせて、収益は計算して所定の割合でJR東日本とJR東海とで分配すればいいと考えたのである。グリーン券売機はSuicaまたはTOICAのどちらでも利用可能にすればできなくもない。
しかし、現在それほど大きな問題が起こっていない(と思われる)なら、このままの状態でもいいのかもしれない。私の中での結論はまだ出ていない。
◆まとめ
(1)「青春18きっぷ」を使って東海道本線を移動するときは、「沼津行き」をおすすめする。熱海・沼津間は距離的には長くないが、それでもJR東海の車両ではロングシートでありかつ編成が短く混雑するからである。
(2)グリーン券情報は熱海までしか販売していないこと、熱海・沼津間では頭上の購入ランプが消えること、熱海からはアテンダントが来ないこと、がわかった。これでは熱海・沼津間のみで運賃のみでグリーン車に乗車してしまうケースもでてくるのではないか。
※ 次回はいよいよ「ホームライナー浜松3号」の乗車報告です。
※ 乗車年月日 2018年7月19日
(注)当ブログ内の写真、文章の無断転載を禁じます
©Copyright SHINO all rights reserved.
<0>乗車電車の概要
(乗車電車) 東京15:27発・沼津17:45着
(編成両数) 10両編成(グリーン車2両連結)
(グリーン料金) 980円(平日・事前購入の場合)
(乗車年月日) 2018年7月19日(※)
※ 乗車した日は青春18きっぷ利用期間外のため、今回は普通乗車券を購入しての移動である。
<1>東京駅にて
14:55 東京駅9・10番線ホームに到着。
ホーム上にはグリーン券売機は4台設置してある。
青春18きっぷはグリーン車自由席と併用でき、しかも沼津まで長距離のためお得なのでここはグリーン車を利用したい。早速、Suicaにグリーン券情報を書き込む。
画面には熱海までしか表示されない。熱海・沼津間はJR東海区間のため熱海までしか購入することができないのである。熱海まで980円(平日料金)を課金した。
グリーン料金は事前に購入するのと車内で購入するのとでは260円の差があるので、是非事前に購入しておきたい。
沼津行きの表示が出現。
<2>東京・熱海間(15:27~17:23)
15:27 東京発 4号車1階席に乗車。7人が乗車していた。ネットで拾った情報では青春18きっぷ期間ではもっと多くなるそうである。
リクライニングシートに腰掛ける。沼津まで2時間強の乗車である。
15:30 新橋着。1人乗車(計8人)
15:34 品川着。2人降車3人乗車(計10人)
15:43 川崎着。2人乗車(計12人)
15:52 横浜着。乗降なし。
16:07 戸塚着。2人降車3人乗車(計13人)。横須賀線・湘南新宿ラインと同一ホームで乗り換えられる。
16:12 大船着。乗降なし。
16:17 藤沢着。3人降車(計10人)。
16:21 辻堂着。1人降車(計9人)
16:25 茅ヶ崎着。2人降車(計7人)。
16:30 平塚着。4人降車(計3人)。
4人も降車したのは、この駅で快速アクティ熱海行きの待ち合わせをするからであろう。
大磯、二宮に停車して、
16:47 国府津着。1人降車(計2人)。
鴨宮、小田原、早川、根府川、真鶴、湯河原に停車して、
17:23 熱海着。1人降車して私のみとなった。
定員34人のうち最大13人となった。2階席ではさらに乗車率が高かったことであろう。中距離電車であり長い距離を走行するため日中時間帯でも利用者はそれなりにいるのである。
<3>熱海・沼津間、JR東海区間へ
熱海から先はいよいよJR東海の区間となる。
熱海に到着したら、頭上のランプは「赤」になった。すなわち購入しているという情報が消えてしまった。熱海から先はグリーン車の取り扱いははどうなっているのだろうか?
17:25 熱海発。5号車1階席は私一人だけの乗車である。もし青春18きっぷ利用期間であればもっと乗客はいたことであろう。
17:32 函南着。乗降なし。
17:38 三島着。乗降なし。
17:45 終点・沼津着。グリーンアテンダントは熱海以降姿を現すことはなかった。
この電車は車内点検のためいったんドアが閉まる。折り返し18:08発宇都宮行きとなる。
私は沼津行きの利用をおすすめする。
「ホームライナー沼津」に間に合わせるだけであれば、この2本後の15:47熱海行きで熱海でロングシート車両に乗り換えても可能である。しかし熱海から沼津までの短い区間であっても、極力JR東海の普通電車ロングシートは避けたい。短い編成でもあり混雑することが多く負荷がかかるからである。
<4>熱海・沼津間のグリーン車について
さて熱海・沼津間のグリーン車であるが、グリーンアテンダントは姿を見せることはなかった。これでは熱海・沼津間のみの利用で運賃のみで乗車してしまう人もでてくるのではないか。
しかし、熱海・沼津間に乗り入れるJR東日本のグリーン車付き電車の本数は極めて少ない。朝の沼津発は6本(5:52発から8:29発まで)であり、夕方夜間帯の沼津行きは7本(沼津17:45着から0:37着まで)である。日中時間帯には沼津発着は存在しない。
このためだけにホーム上にグリーン券売機を設置するのはコストがかかるということで現在のような取り扱いになっているのだろう。
私は当初、沼津までもグリーン料金適用にしてしまえばいいのではと思いをもった。函南、三島、沼津にもグリーン券売機を設置してJR東日本のアテンダントを乗り入れさせて、収益は計算して所定の割合でJR東日本とJR東海とで分配すればいいと考えたのである。グリーン券売機はSuicaまたはTOICAのどちらでも利用可能にすればできなくもない。
しかし、現在それほど大きな問題が起こっていない(と思われる)なら、このままの状態でもいいのかもしれない。私の中での結論はまだ出ていない。
◆まとめ
(1)「青春18きっぷ」を使って東海道本線を移動するときは、「沼津行き」をおすすめする。熱海・沼津間は距離的には長くないが、それでもJR東海の車両ではロングシートでありかつ編成が短く混雑するからである。
(2)グリーン券情報は熱海までしか販売していないこと、熱海・沼津間では頭上の購入ランプが消えること、熱海からはアテンダントが来ないこと、がわかった。これでは熱海・沼津間のみで運賃のみでグリーン車に乗車してしまうケースもでてくるのではないか。
※ 次回はいよいよ「ホームライナー浜松3号」の乗車報告です。
※ 乗車年月日 2018年7月19日
(注)当ブログ内の写真、文章の無断転載を禁じます
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コメント
コメント一覧
グリーン券の区間変更をどのようにすれば良いのか気になりました。
熱海以東であればグリーンアテンダント言えば三島や沼津までの磁気券を発行するでしょうし、熱海以西でも検札に来ることは少ないようですので基本的には黙って乗っていれば良いのかもしれません。
ただ、もし熱海到着時点で予定が変わって、そのまま以西に乗り通したとして
そのときに運悪く(?)車掌さんが来たら、不正乗車の濡れ衣を着せらないか心配になります。Suicaに入っているグリーン券情報を読み取る手段がないので。
熱海到着までにアテンダントに申し出るとか大変面倒ですね。もし申し出たところで「そのまま乗車していていいですよ」としか言われないのではないでしょうか。アテンダントも情報を引き継ぐ人がいないですから。
熱海到着時に都合が変わる場合は、東海の車掌さんが乗務した場合は原券(Suicaなど)提示の上相談して下さい。(こない場合が多いですが
東海管区までグリーン車を使う場合は、可能なら切符にしておくと面倒がないです。
そうでしたか!私の想像は間違っていました。
モバイルSuicaですが、熱海までしか買えなかったのでその旨アテンダントに言うと、スマホの情報書き換えと「普通グリーン券 区変 横浜ー三島領収0円」という紙を出してくれました。
ただ私のやり方が悪かったのか、途中席を変わった時に天井のランプが反応しませんでした。それは謎。
熱海以西の区間変更体験報告ありがとうございます。