東海道新幹線・新横浜駅にて、朝の品川・東京行き通勤利用について観察・乗車してきました。横浜線・ブルーライン沿線からも新幹線は速達・快適通勤に便利である。果たしてどのような利用実態でしたでしょうか? まず特例制度の説明と早朝の状況から紹介します。


<0>観察・乗車電車の概要


・観察の概要

(観察駅)  新幹線新横浜駅・上り1・2番線ホーム
(観察時間) 6:25~8:47
(観察位置) 13号車の1番ドア(※)

(※)階段に近い位置のため他の号車に比べて利用者数多めの報告となった。


・乗車電車の概要

(乗車電車) こだま708号(静岡始発)
(乗車区間) 新横浜(8:48発)・東京(9:07着)間
(乗車位置) 13号車(普通車自由席) 
(運賃料金) 運賃500円・料金860円(合計1360円)



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<1>新横浜駅上りの特例制度について

(特例)

平日の朝7・8時台発上り限定で、

「のぞみ」「ひかり」の普通車は自由席特急券で指定席車両の空席に着席可能。


以下2枚の写真は新横浜駅の階段を上がるところに掲示してあったものである。

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(特例に加えてもう一つ押さえておきたいことがある)

平日の朝7・8時台発上りでは、「こだま」は普通車は全車自由席である。


(2つをまとめると)

すべての新幹線が平日朝7・8時台では、グリーン車である3両(8・9・10号車)を除く普通車13両はすべて自由席特急券で乗車可能

なのである。

大量の乗客がスムーズに乗車できるように工夫しているのである。とてもいい計らいだと思う。






<2>早朝の新横浜駅ホーム

6:13 新横浜駅へ向かう。中央に見えるガラス張りの大きなビルが新横浜駅である。

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ふと右側を見るとすでに上りホーム1番線に新幹線が停車している。あれ、7:01発が始発のはずなのだが? このことについて後でふれるので覚えておいてほしい。

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新横浜駅の建物に入る。

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改札口前の案内掲示板である。右側の「名古屋・新大阪方面」は6時台も列車が充実している。下りは6:00始発から存在するのである。


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一方、上り「東京方面」は7:01発が始発であり遅い。


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4台ある自動券売機で新幹線のきっぷを購入する。


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この自動券売機では乗車券の行き先を指定することができる。有人窓口混雑緩和のためにもできるだけ自動券売機を利用してほしいのである。


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改札へ。改札口は駅員と警備員が一人ずつ立っている。4か所の新幹線改札口を見たがすべて一人ずつ配置していた。新幹線では一人当たりの乗車単価が高いので不正乗車防止の役割もあるのだろうか。

6:25 上り東京行きホーム到着。以下写真の発車案内表示を見てほしい。1番線・2番線ともに1本ずつ「回送」があるのがわかるだろう。


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1番線にはだいぶ前から回送電車が停車している。

ドア上部の表示では、「回送900・この列車にはご乗車いただけません。」とある。


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最初の発車時間が7:01のため人影がない。正確に言えば駅員らしき人が1人だけいた。

6:30 2人ほど乗客がホームに来た。なぜこんな早く?? 意味わからない。

時間があるのでコンコースへ降りた。待合室にはたくさんの人がいた。そこでは飲食の販売をしていた。また土産等販売店もあり。以下写真のように魅力的な土産商品も。JR東海は駅構内の飲食店・売店でも儲けているなと思った。


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そして、階段には企業の広告がいくつも。広告でも掲示するだけでJR東海にお金がチャリン~と入ってくるのである。

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で何が言いたかったのかというと、


鉄道会社の得られる収入とは運賃と特急料金だけではないのである。なんという素晴らしいビジネスモデルだろうか!!


である。

さて、朝通勤時間帯の品川・東京行きののぞみ・ひかり普通車指定席に自由席特急券で乗車できるという特例のポスターをやっと見つけた!(以下写真の赤枠掲示) 上にある広告に比べて申し訳なさそうにしているくらい小さい。中身は<1>で紹介したものである。


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6:41 1両あたりに1人が並んでいる。発車時間は7:01とまだ20分もあるのにこんな早く並ぶのはどうしてだ??

6:46 1番線にずっと停車していた回送電車がやっと発車。品川の車両基地だけでは間に合わないのだろう。

これ営業運転してもよかったのでは、回送にするのはもったいないと一瞬思った。しかし、利用者が少ないのであろう。それと、東京駅で車内清掃の手間がかかるという理由もあるのだろう。

発車時刻掲示では「ひかり」が表示された。そこでは「自由席1~5号車」と表示されているが、新横浜からは普通車全席の空席に自由席特急券で着席可なのである。

6:48 2番線に三島方面から回送電車が到着。これはすぐに発車した。新横浜を発車する上り回送電車はこれらの2本であった。

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6:56 7:01発「こだま」を待つ1番線の13号車2番ドアには9人が並んでいた。他のドア位置ではもう少し少ない。

6:57 駅員が登場し、ようやく7:01発「こだま」の案内放送をする。


「8・9・10号車グリーン車はグリーン券をお持ちでない方のデッキ・通り抜けはご遠慮いただいております。」という主旨の放送である。

この放送はこの後の新幹線到着直前には毎回行っていた。



◆まとめ

(1)平日朝7・8時台に発車する通勤時間帯では、新横浜駅から上り品川・東京への輸送について特例を設けている。「ひかり」「のぞみ」は普通車指定席であっても新横浜からは自由席特急券で空席に着席できる。

(2)また、平日朝7・8時台上りにおいて「こだま」も普通車全車自由席となっている。すなわち、すべての種別において普通車13両で自由席特急券で乗車できるのであり、混雑を分散させる効果をはかっている。

(3)新横浜上り始発は7:01発であるが、その前に上り回送電車が2本あることがわかった。運転扱いすればいいのではと思ったが、利用者が非常に少ないこと、折返しの車内清掃の手間を省くために回送にしているのだろう。



※ 次回は実際の観察と乗車報告です。

※ 観察年月日 2018年8月21日

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