川崎駅の東海道線ホーム拡張工事が2018年11月3日に行われた。朝ラッシュ時には大量の通勤客でホームが危険な状態であったが改善された。

しかし私はさらに一歩進めて、「川崎駅の改良が東海道線ホーム拡張のみで終わらせないでさらなる改良を願う」、という意見を表明する。

2016年8月に私は川崎駅を実地観察しており改良案を当ブログに投稿しているが、今回発展させて改めて紹介したい。


<1>川崎駅とは

(ホーム構成など)

川崎駅は、東海道線・京浜東北線・南武線がそれぞれ1面2線ホームを持つ、3面6線ホームを所有している。また京浜急行の川崎駅と徒歩で乗り換え可能である。

(乗車数)


1日平均乗車数が211896人である(2017年度)。乗車数順位はJR東日本で11位である。都心部のターミナル駅を含めて11位とはかなりの上位であり、大量の乗客が利用する駅といえる。

この乗車数は毎年増加傾向である。しかも、211896人といってもJR同士の乗り換えはカウントに含まれていない。南武線の起点駅であり降車した多数が東海道線・京浜東北線に乗り換えるため、実際朝ラッシュ時で階段での乗り換え混雑・ホーム混雑は相当激しい状況となっている。


<2>改良案

早速改良案を述べよう。

「東海道線上りホームを2線化して朝ラッシュ時に交互発着する」
「南武線ホームは川崎駅西側にある駐車場スペース付近に高架で新設する」


(具体的には)

「現在の京浜東北線ホームの下り線3番線を東海道上り線に変更して朝ラッシュ時の半数停車させる。現在の京浜東北線上り4番線は京浜東北線下りとする。現在の南武線ホームは京浜東北線上り専用ホームとする。」

・現1番線は 東海道線下りのまま
・現2番線は 東海道線上り(朝ラッシュ時は半数のみへ変更)
・現3番線は 東海道線上りへ変更(朝ラッシュ時のみ半数停車、それ以外は使用せず)
・現4番線は 京浜東北線下りへ変更
・現5番線は 京浜東北線上り専用ホームへ変更

・現6番線は 京浜東北線上り専用ホーム拡張のためつぶす
・新設7・8番線 南武線ホーム



(効果)

・東海道線上りは朝ラッシュ時には交互発着が可能となり、所要時間が少なくとも1分短縮することができる。1つ前の電車が乗降に時間がかかって停車していても次の電車をホームに入線させることができるからである。
・京浜東北線上りが専用ホーム化するためホームの混雑緩和になる。


(問題点)
・東海道線の朝ラッシュ時の交互発着時に上りが別々のホームに到着することになる。
・南武線ホーム新設のため用地確保が必要になる。

(補足)
・もし仮に「1・2番線を東海道線下り、3・4番線を東海道線上り、5・6番線を京浜東北線」とするならば、朝ラッシュ時でも同一ホーム上で交互発着することができてシンプルにはなる。しかし1・2番線が幅広ホームとなった以上、東海道線下り専用とするのはもったいない。幅広ホームにしたので朝ラッシュ時に利用の多い東海道線上りにも使用したいのである。また、京浜東北線上りの混雑緩和のためにも上記改良案とした。
・南武線ホームが新設となるが、川崎駅クラスの利用者数であれば新設するくらいしてもよいのではないか、と考えた。新設場所についてはグーグルマップを参考にした。

<3>ホーム延伸は可能なのか


・上記改良案では、「3・4番線京浜東北線ホームの15両化と5・6番線南武線ホームの10両化」が必要になる。3・4番線ホームの横浜側の幅が狭いことがあるが、観察・撮影してきた結果私は実現可能と判定した(ただし素人の判定のため断言まではできない)。

以下5枚の写真(2016年8月5日撮影)を根拠としているので説明する。

(1枚目)
5・6番線南武線ホームの品川寄りから、停車している南武線車両を撮影したものである。南武線は6両編成でもあるため、品川寄りのスペースに余裕があることがわかる。

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(2枚目)

1枚目と同位置から3・4番線京浜東北線ホームの写真を撮影。写真中央にあるひし型が10両最前部の印でありさらに品川方向にホームが続いておりいるため、3・4番線の品川方面は充分余裕があるといえる。また、5・6番線南武線ホームもダイヤ型の位置まで延伸できるだろう。

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(3枚目)
5・6番線ホームの横浜寄りを撮影。隣が3・4番線ホームである。5・6番線ホーム延長のためには、この左側の階段・事務室である構造物が邪魔になってくるので削り取ることが必要だろう。

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(4枚目)
5・6番線南武線ホームの横浜寄りを撮影。左に移っている階段・事務室が、京浜東北線ホームに変更しようとすると正直邪魔になってくる。そのため、6番線はつぶしてホーム幅を拡張するしかないだろう。もし6番線も生かせれば京浜東北線上りの川崎折返しも可能になり、また輸送障害時にも役立つところであるが残念である。

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(5枚目)
5・6番線南武線ホームの横浜側階段上から撮影。5・6番線ホームを隣の3・4番線ホームの端まで延伸できるスペースはあると判断。京浜東北線ホームに変更可能であろう。

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<4>さいごに

川崎駅は大変多くの乗客が利用するため通勤時間帯はかなり混雑する。その緩和のためにも、そして東海道線朝ラッシュ時交互発着のためにも、現ホームを東海道線・京浜東北線のみとして、さらに南武線ホームを新設するという大胆な改良をしてもよいのではないか。東海道線1・2番線ホームの拡張だけで終わらせてはもったいないのである。



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